農家への道のり

玉ねぎの草抜き

ポンカンの出荷ピークは過ぎ、少し落ち着いた。
そんなわけで、全く別の作業をすることになった。

ここ、田中農園はポンカンの他に、わずかではあるが「玉ねぎ」もつくっている。
そこで、時間ができてきたので玉ねぎの作業もすることになった。

玉ねぎの成長

玉ねぎ畑
*12月末の写真

玉ねぎ畑
*2月中旬の写真

玉ねぎは、すでに植えてあり、今回は玉ねぎの生育を妨げている雑草を抜く作業をした。
約2ヵ月ですごい成長している!植物の成長力に驚く。

玉ねぎ
*12月末の写真

玉ねぎ
*2月中旬の写真
12月末は、寒さで少しへたっているが、2月中旬には回復し元気に成長している。

雑草との闘い

農園の方から「農業は雑草との闘い」と、いう言葉を聞いた。
確かに、雑草はとてつもなく強い。生命力がハンパない。
雑草は作物の栄養を奪い、成長を抑えてしまう。
本当に強い。野菜を育てているつもりが、雑草を育てるということにもなりかねない。

そんなことで、マルチに植えてある玉ねぎの周りの雑草を抜いた。

玉ねぎ雑草抜き

写真の左を見ると分かるが、雑草がかなり伸びている。
これをひたすら抜く作業だ。

雑草を抜くためのアイテム

雑草を抜くのにも、なんとそのための道具がある。
これは、「根おこし」というものである。
これ以外にもいろんな道具がある。

根おこし

こんな形になっていて、このフォークみたいに分かれている間に雑草の根本を入れる。
そして、引っ張る。

根おこし

すると、このようにきれいに抜くことができる。
雑草をきれいに根元から抜けた瞬間は、気持ちがいい。
まるでカニの殻から身がきれいにむけた瞬間のようだ。
もちろん、カニの喜びには劣るが。

玉ねぎ草抜き

上から見ると分かりやすいが、上側と右側の穴が見えるのが雑草を抜いたもので、
左下側がこれから抜くものだ。雑草が多く、穴が見えない。
ひたすら抜く作業で疲れたが、私は結構好きな作業かもしれない。没頭できる。

たまには、違う作業をして気分転換にもなりました。

おまけ

私は、雑草を抜くことを「草抜き」か「草取り」と言うのですが、
こちらの高知県では「草引き」というそうです。
初めて「くさひき」と聞いたとき、
口頭で聞いたので「玉ねぎの周りに草(保温用の藁かなんか)を敷くのかな?」
と、思っていました。
しかし、聞いたところ「草引き」だったみたいです。
調べたところ、関西では「草引き」が一般的みたいですね。
ただ、関東では「草抜き」「草取り」が一般のようです。
また新しい方言を知ることが出来ました。

まとめ

雑草を抜く作業も経験者は速く、やはり積み重ねが必要だと感じました。
雑草を抜く作業は農業をしていくにはつきものなので積み重ねていき、
速く丁寧に抜けるようなればいいなと思いました。

関連記事

  1. 農家への道のり

    ブロッコリーの栽培まとめ+成長記録

    前回の追肥+土寄せの紹介で、ブロッコリーの作業をすべて紹介したので、…

  2. 農家への道のり

    ぶどうみたいにいっぱいついた桃の実を落とす!桃の摘果作業

    ファームかずとでの仕事が終わり、5月中旬から桃やぶどうの観光農園をやっ…

  3. 農家への道のり

    不思議な光景!花豆の竹縛り

    花豆の竹差しが出来ると、今度は竹縛りという作業が待っていました。今…

  4. 農家への道のり

    苗の卸会社に飛びました。その2

    小池園芸 での仕事は、前回の 出荷作業 の他にも、苗を植える(植え替え…

  5. 農家への道のり

    トウモロコシの種まき

    暖かくなってきて、夏に向けて野菜を植える人も多いのではないでしょうか?…

  6. 農家への道のり

    やさいの樹で学んだ3つのこと

    12月終わりから約2ヶ月ちょっと、静岡県のやさいの樹さんでお世話になり…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

PAGE TOP