今年もここ山上産業さんでは花豆を作っています。
私が来た頃にはもう大きく育っており、9月末ごろにつる刈りをしました。
このつる刈り作業は少し大変です。
何より、腰が痛くなります。腰痛持ちの人にはつらいかもしれません。
*注 私は腰痛持ちではないです。
今回は、そんな大変な花豆のつる刈りについて紹介します。
花豆とは
まず、花豆とは
インゲン属の中の「べにばないんげん」のことを言います。「いんげんまめ」とは別種ですが、主産地の北海道では、蔓性で支柱が必要など栽培方法が似ている大福豆や虎豆とともに「高級菜豆」と総称されています。
とにかく、1粒の豆の大きさが大きく、作るのに手間がかかる分値段も高く価値のある豆です。
また、あまり目にかかることがないのには理由があり、この豆は低温を好むため、
主に北海道で多く作られ、一部東北や長野県、群馬県などの冷涼な地域で作られているため多くは出回っていません。
温暖地で作って花が咲いても、高温障害で落ちてしまい結実しません。
つる刈りの目的
花豆はつるを伸ばして生えていますが、つるの根元を切ることで、豆を枯れして収穫するためです。
詳しくは、
花豆類は、初霜までに株全体が成熟期に達することはむしろ稀で、生育期間中に霜にあうと豆の変色等品質が低下するため、成熟期に達していなくても初霜の約2週間前(9月下旬)に根切りを行って生育を終了させます。
引用:いんげんまめの産地における栽培概要 公共財団法人 日本豆類協会
つるを切ってしばらく乾燥させると、さやや茎が枯れて収穫できるようなります。
道具
・鎌(かま)
この鎌を使います。
柄の部分が通常の鎌より長くなっているため、作業しやすくなっています。
やり方
花豆はこんなに大きく成長しています。自分の背よりも高いです。
地面から3~5cmのところで根を鎌で切り離します。
バシバシと切っていきます。
こんな風に地面から生えているつるを…
鎌で刈ります。
これをひたすらやっていきます。
根元に鎌をあてるため、どうしても中腰の姿勢のため腰が痛くなります。
あまり腰が痛くならない私でも大変でした。
最後に
今後、この緑のさやが枯れて茶色になってきたら収穫になります。
はたして、今年はどんな出来でしょうか??楽しみです。
まとめ
以上、花豆のつる刈りでした。
価格が高くなるには、それだけの労力がかかるということですね。
私もめったに食べませんが、豆1粒が大きいためほくほくしていておいしいです。
近くで見かけたら買って食べてみて下さい。
この記事へのコメントはありません。