桃の摘果が2週間ぐらいで終わり、今度は残った実に袋をかける「袋がけ」の作業をしました。
桃の中にも、袋をかけないで栽培できる品種(無袋品種)と、袋をかけないと裂果(亀裂が入る)してしまう品種(有袋品種)があります。
こちらの丸山フルーツ農園では、早生品種(「ふくおとめ」や「てまりひめ」など)と色周りが良い「なつっこ」には袋をかけていないとおっしゃっていました。
目的
• 果実の表面を強風や強い日差しから保護し、傷や裂果を防ぐ。
• 病害虫の被害から果実を守り、薬剤散布の回数を削減する。
• 見直し摘果をしながら袋かけ作業をすることによって、より適正な最終着果量を確保する。
• 果実の葉緑素(緑色)を退化させて着色を鮮やかにする。
引用:袋がけ作業講座
道具
袋
実を包みこむ袋です。袋の片側には針金が入っています。
袋には種類があって、二重になっているモノなどもあります。
指サック
袋を取りやすくするため、親指と人差し指に指サックをはめます。
エプロン
袋を腰にまいたエプロンに入れて、すぐ次の袋を取り出せるようにします。
脚立
木の上の作業をするのに高さが届かないので、脚立を使います。
トラックと比べてもこんなに高さのある脚立を使います。
掛け方
袋には、片側に針金が入っています。
果実を袋の中に入れ、二つの突起部分を交差させるように重ね合わせる。
片方の突起部分でもう片方に付いている止め金部分を包み込むようにして折る。
口を完全に閉じないと雨や虫が入るので、しっかり留めます。
こんな風に木の上の方も、脚立を使って袋がけします。
最初は1日800枚くらいでしたが、だんだんと慣れてきて1000枚以上袋がけ出来るようになりました。
しかし、プロは2000枚近くかけるらしいのでまだまだだと感じました。
脚立の上から下を見下ろすとこのような景色になります。
私は高所恐怖症じゃないので大丈夫でしたが、結構高さのある場所での作業もあり慎重にやっていました。
おまけ
桃の畑の中には、富士山が見える景色の良い場所もありました。
天気によっては富士山が1見えないのですが、晴れた日はとても気持ちよく仕事が出来ました。
まとめ
以上、桃の袋がけでした。
単純作業ですが、1つ1つペースを落とさずやっていきたいです。
桃の袋がけをしながら桃の生長をひしひしと感じました。
日が当たるところはすでに少しピンク色に色づいていました。
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