ポンカン農家の仕事(田中農園の場合)の流れは大まかに分けると3つある。
今回は、簡単ではあるがまとめてみた。
①収穫(通称:ちぎり)
農業に関わっていない人もイメージしやすいだろう、収穫の仕事である。
木になっているポンカンを専用のはさみで切る。
この作業をポンカン農家では「ちぎり」と言っていた。
このちぎりが上手くできないと、ポンカンの品質にも影響を及ぼす。
②選果(通称:より)
今度は収穫したポンカンを「サイズ別」「品質別」で分ける作業だ。
サイズはS、M、L、2L、3Lの5種類だ。
機械で流すとポンカンの大きさによって穴の大きさで仕分けられる。
穴より小さいと下に落ちていく仕組みである。
サイズ別に分かれたポンカンを今度は品質別に分ける。
・出荷できる(正、赤)
・少し傷があるいわゆるB級品(ハネ)
・まだ出荷には早い青い実(青)
・腐っているもの(腐り、捨て)
に今度は人の目を使い、1つ1つ手で分ける。
ポンカンを両手で持ち、腐りが表れやすい「頭とお尻」を見る。
「頭」
「お尻」
で今の動きでパッパッと約2秒で見て、1秒で仕分けのコンテナに入れます。
「パッパッ・パッ」です。早い。
私なんて時間がまだまだかかってしまうのですが、何年もやっている方はとても速いし正確です。
③出荷
出荷作業です。はかりに乗せた段ボールにポンカンを入れて、計量。
ポンカンが入った段ボールをガムテープで封をして、出荷。
通常、農家さんはJAに出荷するため、ここまでの出荷作業はありませんが、
田中農園の場合生協に出荷しているため自分たちで出荷作業も行っている。
私は主にこの作業を行っています。そして、選果もときどきやっています。
まとめ
以上、ポンカン農園(田中農園の場合)の仕事でした。
どの作業も1つ1つ大切で、どこかで楽をして怠ると、最終的に出荷作業で困ることになります。
反対に、1つ1つきちんと作業をやっていけば最後も楽に時間も短く行うことができます。
何事も真剣に取り組むことが大事だと学びました!
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