農家への道のり

ブロッコリーの栽培まとめ+成長記録

前回の追肥+土寄せの紹介で、ブロッコリーの作業をすべて紹介したので、
今回は今までのブロッコリーの作業を順番を追って、分かりやすくまとめてみました。
この記事だけを読めばブロッコリーの栽培方法が分かります。
また、おまけでブロッコリーの成長記録を載せました。
良かったら見てみてください。

肥料撒き

まず最初に、畑に元肥を撒きます。
背負いの肥料撒き機を使い撒きました。
詳しい肥料撒きについては、こちら をどうぞ

耕うん(ロータリー)

トラクターで畑を耕します。
耕うん爪で土壌を砕きながら肥料等をを攪拌します。
また、地面を平らにもするので苗の定植がしやすくなります。

(畝たて)

苗を定植するための畝をつくります。
畝は必ずしも無くても定植が可能です。
私たちも後半の方は畝立てしませんでした。

定植

定植の準備が出来たら植えます。
半自動の機械を使いました。

1人でも定植可能ですが、畑に傾斜があったりすると機械を真っすぐ動かす人が必要となります。
苗を入れる人と定植機を動かす人との2人1組でやった方が確実です。
詳しい定植の仕方については、こちらをどうぞ

追肥

最初の肥料撒きと同じ撒き機を使い撒きます。
ただし、量は極少量で、苗に当てると肥料焼けする恐れがあるので直接は当たらないように撒きます。

土寄せ

追肥をした後に、管理機で土寄せをします。
畝間の土を寄せることで肥料が株元に寄ります。
左右どちらの畝の株元にも土が寄るようにしなくてはいけません。

きれいに土が寄りました。
また、この作業は土をかき混ぜることで除草作業にもなるので、時間があれば何回かやると草を取る手間が省けます。
詳しい内容については、こちらをどうぞ。

防除

害虫、病気などを防ぐためには、防除が必要です。
生長の段階や出てきた病原菌・病害虫を見て適切に防除しなくてはいけません。
もちろん使用時期、使用回数を守り防除します。

2人1組でホースを引っ張る手防除や、機械1台で1人で撒ける防除機などやり方は様々です。
防除について詳しいことは、防除①防除②をどうぞ。

収穫

いよいよブロッコリーの収穫です。
自分たちが植えたブロッコリーが大きくなり、出荷することが出来ます。

包丁でブロッコリーを切り、かごに入れていきます。

もちろん、雨の日でも合羽を着て収穫します。
雨だからといって植物の成長は止まりません。
収穫が始まるとほぼ毎日収穫です。

花蕾の乱れがなく、丸くてきれいなブロッコリーが取れました。
農協出荷はコンテナのまま出荷し、選果場に運ばれます。
詳しい収穫については、こちらをどうぞ。

おまけ(ブロッコリーの成長記録)

今年最後の定植(8月26日)
少し成長(9月6日)
さらに成長(9月13日)
葉っぱが大きく(10月6日)
花蕾は見られない(同10月6日)
花蕾が見えてきた(10月21日)
ピンポン玉よりは小さい(同10月21日)
ピンポン玉より大きく(10月28日)
上からでも分かるぐらいの大きさに(11月6日)
あと少し!(同11月6日)
直径12~13㎝になった。収穫!(11月11日)

本来ブロッコリーは、定植から2か月ちょっとで収穫できますが、現在は日々気温が下がっているため、成長が遅くなっています。
夏の場合は逆で成長が早く進み、黄化(老化)しやすくなります。
毎日だと気づきませんが、1週間もたつと見て分かるぐらい生長していますね。
自分たちが育てたものが成長していく過程は面白いし、喜びにつながります!

まとめ

以上、ブロッコリーの栽培方法と成長記録でした。
こういった様々な作業によってブロッコリーが作られています。
露地野菜であるブロッコリーは、ハウスを建てないし、使う機械を最低限にすれば初期費用が少なく始められることが出来ます。
しかし、その分広い面積を作らなければ利益になりません。
また、露地なので病害虫で収量が落ちる心配があります。
そこをどのようにやっていくのか、無駄に広くして廃棄率を上げても意味がないので、
できる規模で正品率を高めて歩留まりを良くすることを目指していかないといけないと思いました。

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コメント

    • 清水誠也
    • 2019年 11月 26日

    はじめまして。
    女性の方で農業にこれだけ一生懸命取り組んでいる姿は感動しました。
    自分も長野県で去年から就農しました。
    これからも同じ職業として農業を盛り上げていきましょう!

      • agri12-girl
      • 2019年 11月 27日

      >>清水様
      はじめまして。コメントありがとうございます。
      そのように言って頂き、大変うれしく思います。
      益々の励みとなります。
      そうなんですね!また機会がありましたら就農した先輩としてお話を是非とも伺いたいです。
      はい!農業を魅力ある職業として示せるようがんばっていきましょう!

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