長かった梅雨が終わり、7月下旬から夏らしい気候になりました。
作業するには暑いぐらいの気温です。
しかし、6月からの長雨、日照不足により、作物の成長も遅れています。
また、雨からの気温上昇などにより病気の発生も増加しています。
露地栽培の場合、天候に大きく左右されてしまうので難しいところです…。
今回は、6月半ばから始まったブロッコリー収穫について紹介します。
道具
・かご
ホームセンターでも売っている、普通の洗濯かごです。
・包丁
ブロッコリーを収穫する包丁です。
野菜収穫包丁として売っています。
・合羽(特にズボン)
朝から収穫するのでブロッコリーに残っている朝露や、雨の日でも収穫するので合羽が必須です。
特に合羽のズボンは、収穫の時ほぼ毎日履きます。
暑いですが履かないとビショビショになります。
やり方
ブロッコリー畑です。
少し葉っぱ虫に食べられている部分もありますが、大きく育っています。
蕾(つぼみ)が小さく、きれいなブロッコリーです。
形も丸みがありきれいな形です。
このように収穫かごと、包丁を手に持ちブロッコリーとブロッコリーの畝間に入ります。
ブロッコリーは、鮮度低下が激しい野菜です。
そのため、農協出荷の場合は朝収穫してすぐ出荷するか、
午後収穫の場合は太陽が低くなった時間帯に収穫して、予冷庫に保管し翌日出荷、という形がとられています。
写真のように腰をかがめて収穫します。
収穫したブロッコリーはかごに入れながら歩きます。
こんな風に、茎を残して全長14㎝を目安に切ります。
私が働いている所の農協の基準は、全長14㎝、花蕾の直径は12~14㎝が一番高く買い取ってもらえる出荷基準となっています。
その他にも、小さい、または大きすぎるものや花蕾が乱れているモノ、変色しているモノなどは、価格が下がります。
一番高く買い取ってもらえるような、ブロッコリーを作ることが大切です。
花蕾の長さは、包丁の先から柄の赤い印のある部分で13㎝なので、分からないときは包丁を当てて判断して収穫します。
かごがいっぱいになったら、出荷用コンテナにブロッコリーを入れに戻ります。
出荷の際は、ブロッコリーについている葉っぱ(挿し葉またはリーフィー)を取り、チェックしながら出荷します。
防除が上手くいかないと、このように虫がブロッコリーに入っていることがあります。
虫がついたブロッコリーを出荷すると、その圃場のブロッコリーがすべて出荷停止になることがあります。
そうならないためにも、防除がやはり大切となってきます。
作物は毎日成長するので、雨だからと言って収穫を休むことはありません。
雨の時は、合羽を着て雨に打たれドロドロになりながら収穫します。
まとめ
以上、ブロッコリーの収穫の様子でした。
毎朝6時から収穫するため、朝が早いため、夜も早く寝るため大変ですが比較的健康な生活が送れています。
また、日中は暑いので涼しい朝方に作業するのは効率的であると思います。
今のところ、11月末ぐらいまで収穫が続くので今後も頑張って収穫していきたいです。
そして、どんどん早く、きれいに収穫できるようになりたいです。
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